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フランス・モンリジョンから発行された、19世紀末〜20世紀初頭の希少なカトリック信仰に関する祈祷カードです。表面には「N.D. DE MONTLIGEON(ノートルダム・ド・モンリジョン)」と記され、中央には冠を戴いた聖母マリアと幼子イエスの姿が描かれています。マリアは優しく腕を差し伸べ、膝をつく二人の女性に慈悲を与える場面が印象的に表現されており、うち一人は煉獄の炎の中にあると見られる描写です。煉獄にある魂への救済をテーマとした、非常に象徴的な宗教画となっています。
裏面には、「Œuvre Expiatoire(贖罪の業)」および「Archiconfrérie pour la délivrance des âmes délaissées du purgatoire(煉獄で苦しむ見捨てられた魂の救済のための大信徒会)」の規約がフランス語で詳述されています。協会の設立は1884年、フランス・オルヌ県のラ・シャペル=モンリジョンで司教トレガロの認可のもとに行われ、故人の魂のために定期的にミサが捧げられる仕組みになっていたことが記されています。1909年にはすでに346,330のミサが行われたという記録もあり、当時の信仰の篤さやネットワークの広がりを物語っています。
このカードは単なる宗教アイテムにとどまらず、19世紀末のカトリック社会における霊魂救済の考え方や信仰実践の貴重な記録でもあります。印刷技術の繊細さや、時代を感じさせる書体、構成などから見ても、当時の宗教美術と印刷文化に興味を持つ方には魅力的なコレクションピースとなるでしょう。経年による軽微な色あせは見られますが、全体的には良好な保存状態です。神聖さと歴史性を兼ね備えた一品をお探しの方におすすめです。
サイズ
10.5×6.5cm
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(198)
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