子供用もしくは赤ちゃん用の洗礼用ガウン（クリスニングドレス）です。特に、柔らかな白い生地に繊細なレースの装飾が施されている点は、洗礼や命名式のために作られたフォーマルな衣装の特徴をよく示しています。 このドレスは縦にストライプのような織り目があり、生地にはコットンやリネンのような天然素材が使われている可能性があります。透け感があり、軽やかで柔らかい質感が特徴です。前面と袖口、そして襟部分には細やかなレース装飾が施されており、特に襟元のフリルとレースは上品で優美な印象を与えます。 袖口や襟、縦に施された装飾部分のレースは、機械で作られたレースに見えますが、特定のディテールから判断するに、ボビンレースやチュールレースが組み合わせられている可能性があります。特に縦に並んだ装飾部分のレースは、規則的な模様があり、機械織りの影響を受けつつも手作業のディテールを加えたものかもしれません。 このドレスは、特に洗礼式などの宗教的な儀式や、特別な日のお披露目用として作られた可能性があります。赤ちゃんや幼児が着用するため、実用性よりも儀式の場にふさわしい格式と美しさが優先されています。着丈が長めに作られているため、抱っこされた際に裾が広がり、写真や記念の場で映えるようなデザインです。 サイズ: 肩幅27cm、袖丈15cm、袖口7cm、着丈83cm、身幅20cm、ウエスト24cm

こちらのシルクのブラウスは、シンプルながらもエレガントなデザインが特徴で、恐らく20世紀初頭から中頃にかけて作られたものと思われます。光沢のあるシルク素材と丁寧な縫製が、この時代特有の上品さを感じさせます。 サイズを考慮すると、比較的小柄な方、もしくは少女用のアイテムの可能性があります。肩幅27cm、ウエスト36.5cmなどの寸法は、大人用としてはやや小ぶりです。着丈も47cmと短めであり、ウエストラインが強調されたデザインから、おそらくボトムスにタックインして着用するスタイルが想定されていたようです。 前面に施された小さなループボタンが特徴的で、これは装飾性だけでなく、繊細なシルエットを維持するための機能的なデザインでもあります。このようなブラウスは、フォーマルなスカートやドレスと合わせることが多かったと考えられます。 現在では、ヴィンテージコレクションとしてそのまま飾ったり、サイズが合えばカジュアルなスタイリングに取り入れることも可能です。また、状態を維持するためには、丁寧な保存とお手入れが必要です。 サイズ: 肩幅27cm 袖丈28cm 袖口11.5cm 着丈47cm 身幅43cm ウエスト36.5cm

こちらは、小さなお子様向けのフランスアンティークのベビードレスです。肩幅26cm、着丈44.5cm、胸囲26cmと小柄なサイズ感で、おそらく1歳未満の赤ちゃん用として仕立てられたものと思われます。 薄手のコットン生地で仕立てられ、軽やかで通気性の良いデザインが特徴です。全体に手刺繍が施されており、胸元と裾には黄色いお花と緑の葉があしらわれた優しいデザインが目を引きます。さらに、縁取りには黄色いクロシェレースが丁寧に縫い付けられており、全体に明るく愛らしい印象を与えています。 状態としては、長い年月を経ているためいくつかのシミや経年変化が見られますが、それがかえってアンティーク品ならではの味わいを深めています。飾りとしてインテリアに取り入れたり、ドール用の衣装にリメイクしたりと、さまざまな活用が可能です。特にヴィンテージ好きの方や手芸愛好家の方にとっては、大変魅力的な一品ではないでしょうか。 このドレスが持つ特別な物語を感じながら、新たな形で大切にしていただければ幸いです。 サイズ: 肩幅26cm、着丈44.5cm、胸囲26cm

こちらはフランスアンティークのペチパンツです。19世紀末から20世紀初頭にかけて、女性がスカートの下に着用していたアンダーウェアの一つで、軽やかなコットン素材に繊細な刺繍とレースが施されています。華奢なデザインと丁寧な仕立てが特徴で、特に刺繍部分やピンタック、レースの美しさは当時の職人技術を感じさせます。 サイズは腰回り61cm、丈38cmとコンパクトなつくりのため、現在の基準で考えるとかなり小さめです。このサイズ感から、おそらく子供用、または非常に華奢な成人女性向けだった可能性が高いです。当時の女性用アンダーガーメントは、個人の体型や年齢、使用目的に応じて多様なサイズが作られており、現代のような標準サイズが存在しなかったため、このサイズも特別珍しいわけではありません。 現代では実用的な着用には小さすぎるかもしれませんが、装飾品として飾ったり、手作り作品の素材として活用することができます。ヴィンテージドールの衣装としてリメイクしたり、テーブルや壁に飾ってアンティークの魅力を楽しむのも素敵なアイデアです。丁寧に保存された状態なので、歴史的価値や装飾品としての魅力を感じられる一品です。 サイズ: 腰回り61cm 丈38cm

こちらはアンティークのベビードレスセットです。ヴィクトリア時代またはそれに影響を受けた繊細なデザインが特徴です。純白の生地には美しい刺繍が施され、フリルやレース、リボンが贅沢にあしらわれています。セットには、エレガントなドレス、ケープ、ボンネット、さらにベビーシューズが含まれており、全体が統一感のあるクラシックな仕上がりです。 ドレスは軽やかなシフォン生地を使用し、胸元には白い花の刺繍とリボンが丁寧に縫い込まれています。透明感のある長い裾が優雅に広がり、ベビー衣装ならではの柔らかさと純真さを感じさせます。袖部分には控えめなフリルが施され、気品のあるシルエットが魅力的です。 付属のケープはドレスと同じ刺繍柄が施され、フリンジの装飾が美しく縁取られています。ケープは防寒やドレスアップのアクセントとして機能し、セット全体の統一感を高めています。 ボンネットは2種類あり、1つは細かなレースとリボンを施したシンプルなもの、もう1つは立体的な装飾が加えられたクラシカルなデザインです。どちらもベビーの頭を優しく包み込み、ドレスと組み合わせることで特別な装いを完成させます。 ベビーシューズは柔らかい生地とフリルの装飾が特徴で、淡いクリーム色にピンクの裏地が施されています。履き口のレースが可愛らしいアクセントとなり、ヴィンテージ感溢れる一品です。 最後のお写真に映っている通り、贈答用として保管されていたことが伺え、包装箱の金色のリボン模様が当時の特別なギフトであったことを示しています。 優美な装飾と丁寧な手仕事が、時代を超えた美しさと特別な価値を感じさせる、貴重なアンティークアイテムです。 サイズ: 靴10cm 帽子大15.5cm 帽子小13cm インナー 肩幅23cm 着丈65cm 身幅30cm ドレス 肩幅30cm 着丈68cm 身幅33cm 袖丈6cm