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🌻夏の紙活にぴったりの商品をピックアップいたしました🌻
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こちらは1910年に発行されたユーモアポストカードで、イギリスのアーティスト「A. Blue」による作品です。中央には大きな瞳でしょんぼりとうつむく子犬が描かれており、背景には他の登場人物(足元のみ)が描かれています。下部には「I DON’T SEEM TO BE IN IT.(僕、仲間に入れてもらえてないみたい)」というキャプションが添えられており、ひと目で見る者の共感を誘う愛らしい構図となっています。
絵柄のタッチはセピア調で、犬の表情や体のフォルムには漫画的なデフォルメが加えられています。子犬の首には大きなリボンが結ばれており、「特別な存在」であるはずなのに、どこか場違いな様子で佇んでいる、そのアンバランスさがユーモアの核になっています。当時のイギリスやアメリカではこうした皮肉や感情の機微を込めたポストカードが人気を博しており、本品もその典型と言える一枚です。
裏面には、インディアナ州ラファイエットのセント・エリザベス病院宛に宛てられた手書きのメッセージが残されており、消印は1910年5月23日と確認できます。差出人の名は「Velda Harrington」と読み取れ、内容は短く素朴ながら、差出人の優しさと気遣いがにじむものです。
全体的に経年による紙の変色や角の摩耗、軽度のしみ等が見られるものの、100年以上前のポストカードとしては良好な保存状態を保っています。アンティークの絵葉書や動物モチーフのコレクション、ヴィクトリアン期のユーモアアートに興味のある方に特におすすめです。可愛らしさと寂しさが共存する表情豊かな一枚で、コレクションやディスプレイにぴったりの逸品です。
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