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ドイツ ヴィクトリア時代 幼子イエスのダイカットスクラップ 素材 PCA1933

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こちらは、19世紀末から20世紀初頭のドイツ製と思われる、ヴィクトリアン時代のダイカット・スクラップ(Die-cut Scrap)です。紙を精密に型抜きし、美しく彩色された小さな紙製装飾品で、主に子ども向けのスクラップブックやアルバム、聖書、カードなどを装飾するために用いられました。現在ではアンティーク・コレクターの間で非常に人気が高く、宗教画や天使、子ども、動植物などをモチーフにしたものが特に高く評価されています。

本品は、草地の上に設けられた木のベンチに座る幼子イエスを描いたもので、柔らかな表情と丸みを帯びた手足、赤いドレープの布、そして神聖な象徴である金色の後光が目を引きます。イエスが手にしているのは十字架が載ったグローブ(オーブ)で、これは世界の支配者であることを象徴する伝統的なキリスト教的シンボルです。背景には優しい緑の木々やデイジーの花が描かれており、全体に穏やかで無垢な雰囲気が漂います。

「Printed in Germany」の刻印が右下にあり、これが19世紀末〜1920年代にかけてヨーロッパ中で広く流通していたドイツ製スクラップであることを示しています。当時のドイツは高品質な印刷と色彩表現の技術で名を馳せ、世界的なスクラップ・カードの生産地として知られていました。色彩はリトグラフ(多色石版印刷)によるものと思われ、鮮やかで温かみのある色使いが特徴です。

裏面は無地で、しっかりとした厚紙に印刷されており、現在でも歪みや剥がれの少ない良好な保存状態を保っています。横幅は約11.8cmと手のひらに収まるサイズ感で、小さな額に入れて飾ったり、宗教的な祭壇やコラージュ作品に用いるのにも適しています。

このようなダイカット・スクラップは、今や当時の印刷技術や美意識を伝える貴重な資料ともなっており、ヴィクトリアン調の宗教イメージやアンティーク紙物を愛する方にとっては見逃せない一品です。

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